ファミコン 名作RPG
ファミコンソフト・RPG
今でこそ人気ジャンルとして定着しているRPGですが、80年代は家庭用ゲーム機 というよりは、ブラックオニキスやウィーザードリィ、イース、ザナドゥのように パソコンで遊ぶイメージの方が強かったジャンルです。
そして、内容はかなり難易度が高く、いわゆる大人向けのゲームという印象が ありました。ハードもソフトも子供にはかなり敷居が高かったゲームと言えるでしょう。
その常識を覆したのが、あの名作ドラゴンクエストです。
当初ファミコンでRPGが出ると聞いたとき、パソコンRPGユーザーは、 「ファミコンでRPGができるのかよ!」っと一斉に批判していたそうですが、 原作は「ポートピア連続殺人事件」で既に実績のある、堀井雄二氏。
キャラクターデザインは、当時ジャンプで大人気だったDrスランプの鳥山明氏。
プログラム担当は、高校生の時に「ドアドア」を作り、その後も数々の名作パソコン ゲームを手掛けた中村光一氏率いるチュンソフト。
音楽は、水戸黄門やイデオンなどの主題歌を手掛けたすぎやま こういち氏。
否応なしに注目されていきます。 発売後このファミコンRPGに真っ先に食いついたのがパソコンRPGユーザー というのは皮肉なもんですよね。
そして、その後各社がファミコン版のRPGをドンドン発売していったのは ご存知の通りです。ファミコンRPGブームの到来です。
ドラクエの俯瞰型平面マップ、ターン制の戦闘などが、その後10数年に渡り、 国産RPGの雛形として定着し、JRPG(ジャパン・ロールプレイングゲーム)として 海外でも呼ばれています。
現在でも、ドラクエ、ファイナルファンタジーなどの続編が発売され続けているのは 感慨深いですね。
個人的ゲーム評価
★★★★★ 当時大ブーム!ファミコン世代は1度はプレイした事があるでしょう。
★★★★☆ かなりハマったゲーム。あの頃は若かった!
★★★☆☆ ファミコン世代としては最も一般的なゲーム。よく遊びました。
★★☆☆☆ 当時はそれなりに遊んだが、今やると10分で飽きるゲーム。
★☆☆☆☆ 当時からクソゲー評価のゲーム。買ってしまった子が可哀想です。
☆☆☆☆☆ 見るのも聞くのも嫌なトラウマゲーム。もはや罰ゲームっしょ!
思い出のファミコンソフト RPG
○ ドラゴンクエスト ★★★☆☆ 1986年5月27日発売 ¥5500
国民的RPG第1弾。 勇者が魔王を倒し世界を平和に導くお決まりストーリーの元祖。
後の名作、ドラクエVをプレイする前には是非やってもらいたい作品。
私は発売してからだいぶ後、UやってからTをやったので、レベル上げやお金を 貯めるのがかなりダルかったです。
○ ドラゴンクエストU 悪霊の神々 ★★★★☆ 1987年1月26日発売
¥5500
国民的RPGの第2弾
Tに比べマップも大きくなり敵も増え仲間もできて格段にパワーアップ。
セーブ、ロードがまだ無いこの時代、小学生がつたない字で一生懸命ノートに メモし、5回に一回くらいの確立で「呪文が違います!」と怒られて、 それでも何度も何度もクリア目指して進んで行ったのはやはりゲーム自体 面白かったからでしょうね〜。
ロンダルキアの洞窟に泣きそうになりながら何度も何度も挑戦した 小学生は私だけじゃないはず。
○ 聖闘士星矢 黄金伝説 ★★☆☆☆ 1987年8月10日発売 ¥5500
テレビアニメが大ブームだった、聖闘士星矢のアクション(RPG)ゲーム。
聖闘士星矢と付くものは、何でも売れるくらい当時は大ブームでしたね〜。 ゲームも楽しんで遊んでいたんですが、今考えてみたら決して良作とは言えない 出来ですよね^^;
さすがバンダイクォリティです。 それでも、それなりに売れたのはやはり聖闘士星矢の名前のおかげでしょう。
○ デジタル・デビル物語 女神転生 ★★☆☆☆ 1987年9月11日発売 ¥4900
後に続編が多数発売されることになる女神転生シリーズの第1作目。 最初は"女神転生"がサブタイトルだったんですね〜。
元は作家 西谷史 氏の"デジタル・デビル・ストーリー"が原作です。 (徳間アニメージュ文庫。アニメもありますよ。) どうりでストーリーがしっかり作りこまれているわけです。
開発はもちろんアトラスですが、ナムコから発売されていたのは時代を 感じますね。
個性的でダークな雰囲気がこれまでのRPGには無い、新しい世界観を作り出し 周りの友人たちや、世間では評判が良かった作品ですが、私は3D画面にどうしても 馴染めず、いつも直ぐに迷子になってしまうため個人的には苦手でした。。
○ ウルティマ 恐怖のエクソダス ★☆☆☆☆ 1987年10月9日発売 ¥5900
RPGの本場、アメリカから上陸した本格RPGとして当初は話題になったようです・・が、 私はドラクエから始めたので、ウルティマのフリーダム過ぎる内容にはついて 行けませんでした。。
老人から、女、子供まで皆殺しにできますが、直ぐに強い衛兵に囲まれてあっさり 返り討ちにあいます。
この衛兵を倒すため、王様を殺すために必死にプレイしている友人は何人か おり、ネタとしてはかなり面白かったですw
結局、私の周囲でまともにプレイしている人は、誰一人いなかったです。 要するに、限りなくクソゲーに近い作品と言えるでしょう。
○ ミネルバトンサーガ ★★★★☆ 1987年10月23日発売 ¥5500
知る人ぞ知るタイトーの感動超大作RPG。
タイトーが、完成までに何年だったかかけましたよ〜的なキャッチコピーに つられてまんまと購入。
買った当初はそれほど期待していなかったのですが、やり始めたらかなりハマりました。
ドラクエやFFとは、また違った戦闘、壮大なBGM 広大なマップなど当時は のめり込んでやっていましたね〜。
クリアまでには相当時間が掛かった記憶があり、ゲーム自体は決してぬるくは ありませんよ。
○ 破邪の封印 ★☆☆☆☆ 1987年10月23日発売 ¥5800
PCゲームからファミコンへ移植されたRPG。
何とかって封印が解かれて魔物が入ってくるから、うまいことやって 封印してくれってストーリー(確か)。
でかく立派なケースに入っていて、マップやフィギアも付属している、これはスゴイ! ってことで当時にしては結構高額でしたが購入しました。
6〜7千円くらいだった記憶がありましたが、実際は5800円でした。
小学校の低学年生、颯爽と帰宅し意気揚々とプレイ開始したが、森に入って 敵と遭遇、開始数十秒でゲームオーバー・・・・???
高額だった為、何とか楽しもうとプレイを続けますが、結局、長すぎるパスワードと 進む先が分からず断念しました。
このゲーム、攻略本なしでは大人でもクリアは無理っしょ。
ロマンシアもそうですが、PCから移植されたRPGってプレーヤーにクリア させる気無いですよね^^;
その後、大人になってから攻略本見ながらようやくクリアして、エンディングを 楽しみにしていたら、「こうして世界は平和になった」だけで エンディングも一瞬で終わります。
今みたいにスタッフロールや、その後の話等も 一切ありません。
恐らく、この当時のPCゲームはクリア前提で作られてないんでしょうね。
そう考えると、しっかりクリアできるRPGというものを確立した ドラクエの功績は、ゲームの内容以上に大きいと言えるでしょう。
○ 桃太郎伝説 ★★★☆☆☆ 1987年10月26日発売 ¥5500
こちらも後に人気シリーズとなる、桃太郎伝説の第一弾。
ドラクエタイプの和製RPGで、わかりやすい展開、順番通りに進んでいく内容など 子供にもクリアしやすい内容でしたね。
このスピンオフ作品が、あの有名な桃太郎電鉄です。
○ ファイナルファンタジー ★★★☆☆ 1987年12月18日発売 ¥5900
ドラクエと並ぶ国民的RPG第1弾。
ドラクエとは、また違った世界観で多くのファンを獲得した名作RPG。
当時は、ゲームはドラクエ、ストーリーはFFという感じで、話はFFが面白かったです。
○ ドラゴンクエストV そして伝説へ ★★★★★ 1988年2月10日発売
¥5900
社会現象にまでなった国民的RPG第3弾。
当時はニュースでもバンバン放送されていました。
仲間は最初から4人、好きな職業を選べて転職も可、マップも呪文も増え、 音楽も、ストーリーも全てが完璧なこれぞRPGという作品でしょう。
ファミコン世代のRPG好きの子供は、90%以上がプレイしているでしょうね。
この後いくつものRPGをクリアしますが、ボス戦の迫力、緊張感、BGMはダントツで ゾーマが一番ですね。
○ 聖闘士星矢 黄金伝説完結編 ★★☆☆☆ 1988年5月30日発売 ¥5800
大人気アニメ、聖闘士星矢のシリーズ2作目。
今作はアニメや漫画で最も人気の高い12宮編です。
戦闘システム自体は前作と同様ですが、クリアに一番大事なことは 原作を読んでいる事です。どんなにがんばっても原作どおりに進まないと 絶対にクリアできません・・・。さすがバンダイクォリティです^^;
○ 真田十勇士 ★★★☆☆ 1988年6月27日発売 ¥5800
意外と知られていないケムコの良作RPG。 原作通り、十勇士を集めて家康を討ちに行く内容ですが、中々面白いです。
HPは無く、代わりに兵士の数、その兵士を養うのに兵糧や武器を買い揃えなくては ならないなど、この時期のRPGにしてはかなり独創的な内容でした。
敵兵を説得して仲間に出来るのも面白い設定です。
この時期のRPGは、どれもドラクエのパクリみたいなもんばかりでしたからね〜。 やるなケムコ!
○ ファイナルファンタジーU ★★★★☆ 1988年12月17日発売 ¥6500
ストーリーが秀逸なFF第2弾。
仲間がドンドン犠牲になって散っていくRPGは後にも先にもFF2だけでは ないでしょうか・・・。(ミンウ <<< アルテマは、あまりに有名)
しかし、ゲーム自体はレベルを廃し熟練度を起用している為、序盤からかなり強くする ことが可能です、ここがUの賛否両論分かれるところでしょう。
私は序盤から時間をかけて強くしすぎたせいか、中ボスクラスは一発で倒せるくらいに まで強くなりました。
おかげで話もサクサク進めて、序盤はかなり気持ちよかった思い出が あります。
それでも終盤はFF名物の長すぎるダンジョンでかなり苦戦しましたが。
ホント、モルボルの臭い息とか、虎みたいな敵の即死攻撃は勘弁してもらいたいです・・・・^^;
○ マザー ★★★★☆ 1989年7月27日 ¥6500
任天堂初の本格RPG。
この時期になるとRPGブームで、世にRPGは大量に溢れていました。
当然クソゲーも数多く存在し、エニックスとスクゥエア以外は ハズレも多かったですね。
当初は、マザーもあまりやる気は起きませんでしたが、友人があまりにも薦めてくるので 試しにやってみたら、すぐハマりましたw
バットやフライパンで戦う、他にはない独特の世界観で、BGM、ストーリーなども 他のRPGとは、かなり異なる設定。
面白いのはもちろんですが、 RPGとしては、かなり珍しい設定という印象が強かったです。「エンディングまで泣くんじゃない」のキャッチフレーズは伊達じゃありません。 制作に糸井重里氏が携わっていることも有名ですね。
○ スクウエアのトムソーヤー ★★★☆☆ 1989年11月30日発売 ¥6500
FF以外のスクウエアの隠れた名作RPG。
原作に近い内容で、さすがスクウエアって感じに仕上がっています。
仲間も自由に変えることができ、プレーヤー独自の編成が可能。
しかし、それぞれ成長が決まっており、あまり好き勝手に組むと後半シンドイです。
とりあえず、前から2番目にハックがいないとクリアできないということは覚えておきましょう。
初めてやったときは、フランクリンを倒した後、エンカウントの敵が出てこなくなるので、強くすることができず、 インジャンの圧倒的な強さになすすべもなく詰んでしまいましたが、その後、フランクリンの前でこれでもか!ってくらい 強くしておいて、ようやくインジャンを倒すことができました。
○ ラサール石井のチャイルズクエスト ★★☆☆☆ 1989年6月23日発売 ¥5500
泣かず飛ばずの売れないアイドルを人気グループにする為に、敏腕マネージャー となって各地を回るアイドル育成的なRPG。
しかし、肝心のアイドルが全然可愛くないので感情移入はしにくいです・・。
中古ショップで200〜300円位で売っていたので、思わず衝動買いしたゲーム。
世間ではクソゲー扱いされていますが、私は攻略本などを見ないで 最後までクリアしました(確か)。一応ちゃんとクリアできるゲームです。
攻撃ではなく、"ヨイショ" 魔法ではなく"マほう"(マネージャーの手法) などが独創的で結構面白かったんですけどね〜。
チャイルズの中に、磯野貴理子 氏が実名で登場するのも今となっては すごいです・・・っというか、あの人アイドルだったんだ。。。
磯野貴理子氏のプロフィールが「年齢19歳、但し、妹の年齢が21歳」 というのが笑えますw
○ ドラゴンクエストW 導かれし者たち ★★★★★ 1990年2月11日発売
¥8500
全国のちびっ子達が待ちに待った国民的RPGの第4弾。
第1章〜第5章と分かれており、各章の主人公達が5章で勇者と合流という 個人的にはドラクエシリーズでストーリーが一番好きな作品。
5章の最初で、勇者を助ける為に村人が全滅するシーンとかホント切なかったです;;
当時、アリーナ姫が好き過ぎて常に戦闘に参加し、しかも隊列は一番後ろという 超過保護に育てていました(クリフトは邪魔なのでずっと馬車)。
ちなみにゲームでは無いですが、ドラクエの4コマ漫画劇場やアニメ、ジャンプの ダイの大冒険など、とにかく世間はドラクエシリーズの大ブームでしたね〜。
今思うとドラクエの経済効果ってホント凄かったんでしょう。
ファミコン版 ドラクエ4のエンディング動画はこちら
○ ファイナルファンタジーV ★★★★★ 1990年4月27日発売
¥8400
大人気FFシリーズの第3弾。
数あるFFシリーズの中でも屈指の人気を誇るのがVでしょう。
召喚獣や職業を変えるジョブチェンジ、忍者の手裏剣投げや 竜騎士のジャンプなど、後にFF名物となる数々のスタンダードが 初登場したのがこの作品からです。
誰もが認める名作中の名作RPGですが、ラストダンジョンの長さは、いくらなんでも やり過ぎでしたね^^;
音楽もすばらしく、フィールドのBGM「悠久の風」は、今聴いても 脳汁が溢れてきます。。。
>>ファミコン版 FF3のエンディング動画はこちら
○ ラグランジュポイント ★★★★☆ 1991年4月26日発売
8500円
コナミから発売されたファミコン後期の名作RPG。
近未来のSF風RPGで、これまでの剣と魔法で戦うRPGとは一味違います。
さすがにファミコン後期だけにシステムもストーリーもしっかり作り込まれており、 丁寧に仕上がっています。特に武器の合成などは、当時としては画期的でしたね。
しかし、91年となると家庭用ゲーム機はファミコンからスーファミに 移行しており、ファミコンで、しかも、スーファミ並みのお値段のソフトを当時新品で買う子は 少なかったでしょう。
せめて、あと1年早く発売していたら、今頃名作として語り継がれていたかもしれませんね。
○ メタルマックス ★★★☆☆ 1991年5月24日発売
7800円
データイーストから発売されたファミコン後期のRPG。
龍退治はもう飽きた!というキャチコピーからも分かるように、ドラゴンや魔王を倒して世界を平和に導くというよりは、 賞金稼ぎなどを倒し、お金を貯めて、武器や装備、戦車を改造していくちょっとリアルな世界を描いています。
分かりやすく言うと、北斗の拳やマッドマックスの様な荒廃した近未来の世界観。
ゲームの自由度も高く、戦車の改造なども好きなように行えるのも面白いですね。
この後、スーファミでメタルマックス2が発売されますが、そちらも面白いので機会があれば是非試してみてください。
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1位 ドラクエ3
2位 ドラクエ4
3位 FF3
4位 マザー
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夢であってくれ!と思わず願った瞬間
1位 冒険の書消失
「ドラクエ3」
2位 じゅもんがちがいます
「ドラクエ2」
3位 ZAP
「ドルアーガの塔」
4位 仲間の戦死
「ファイアーエムブレム」
5位 シドーのベホマ
「ドラクエ2」